ミュージカル映画の見所は原作に負けないダンスとミュージック

ミュージカル映画『マンマ・ミーア』

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原作にも負けないミュージカル映画のダンスとミュージック

「ミュージカル」といえば、やはり生の舞台を想像しますよね。歌とダンスを中心に展開されるミュージカル作品は、近年アニメやゲームからの舞台化も多いことから、非常に人気のあるエンターテインメントジャンルのひとつだと言うことができます。

しかし、ミュージカルを題材とした「映画」の存在も忘れてはいけません。もちろん、生で観ることのできる舞台の迫力は凄まじいものがありますが、映画には映画ならではの演出や作品へのこだわりが溢れています。

中でも歌や音楽という観点からおすすめしたいのが、2012年に公開された「レ・ミゼラブル」です。原作はヴィクトル・ユゴーの同名小説で、1980年代にロンドンで上演されて以後、ブロードウェイなど世界各地でロングラン公演となった、ミュージカルの映画化作品です。メインキャストに、歌唱力で定評のあるヒュー・ジャックマンやアン・ハサウェイを起用したことから、その歌声にも期待されていましたが、その声に見事応え、映画は大ヒットとなりました。

この作品は、原作小説よりも、その小説をミュージカル化した作品を映画化した、という少々ややこしい立ち位置の作品ではあるのですが、その前提通り、メインとなるミュージカルナンバーを俳優たちが見事に歌い上げました。また、ミュージカル映画の多くは、劇中の歌唱を事前にスタジオで録音し、撮影時には現場で再生しながら役者はいわゆる「口パク」で演技をする、という手法が多く用いられるのですが、この作品では全てその場で歌唱しています。一部オーケストラの演奏が入る部分は編集で上手く音を合わせてはいますが、口パクではない生歌で映像を作るという、この事実だけでも圧倒されてしまいますよね。ちなみに、この映画は日本語の吹き替え版が作られていません。…というのも、前述の撮影工程を知れば、それもそのはずだと納得してしまいますよね。

そして、ミュージカル映画のダンスシーンと言えば、やはり「ウェスト・サイド物語」だと言う方も多いのではないでしょうか。やはりこの作品は外せませんよね。どのシーンを抜き出してみても、まるで本物の舞台を観ているかのような錯覚に陥るほど、ふんだんにダンスシーンが盛り込まれています。製作から既に50年以上が経過している作品ですが、そこから伝わるのは古めかしさよりも、現代に生きる人々にとっても大切な、人を思う心や気持ちの在り方かもしれません。

以上の2作品以外にも、優れたミュージカル映画は多数存在します。これを機に、普通の映画とは一味も二味も違う、ミュージカルの世界にも片足を踏み入れてみる、というのも良いかもしれませんね。

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